Amazon Bedrock Advent Calendar 2023の6日目の記事です。
AWS re:InventにてGameDayに参加してきたのですが、
その中で利用したAmazon Bedrock PlaygroundであるPartyRockが面白かったので紹介しようと思います。
PartyRockとは
ノーコードで直感的に生成AIの基礎を学ぶ事が出来ます。
ノーコードでプロンプトを入力することで、Amazon Bedrockを利用したアプリケーションを作成することが出来るので、生成AIアプリ構築をとりあえず体験することが出来ます。
ログイン
右上にSign inがあるので押下すると、SSOにて各種アカウントでログインが出来ます。
裏にAmazon Cognitoがいるんだろうなと思いながらログインします。
アプリの作成
「Build your own app」があるのでそこをクリックすると、どのようなアプリを作成するかを入力することになります。ここは英語で入力する必要があります。
今回は、適当なストーリーを入力すると起承転結のストーリーに変換してくれるアプリケーションを作成してみます。まずは以下のように「introduction, development, twist, and conclusion」を含む短文を作ってくれるアプリケーションを依頼します。
するとすぐにアプリケーションが作成されるので、「私は今日傘を忘れた」というストーリーを渡してみます。すると、傘を忘れたストーリーを起承転結で作成してくれます。
「I forgot my umbrella today.」
↓
「Going about my normal morning routine and heading out the door to work, I realized with dismay halfway to the train station that I had left my umbrella at home despite the dark rainclouds overhead, so I had to dash into the nearest store to buy a new umbrella in order to avoid getting soaked on my commute, but then when I got to the office I discovered my original umbrella sitting right there at my desk where I must have absentmindedly left it the day before.」
めちゃくちゃ簡単ですね
画像を追加してみる
画像の生成も簡単に追加することが出来ます。
作成してもらったストーリーに関する絵を追加してもらいましょう。
Add Widgetを押下すると、どのようなWidgetを追加するかの表示されます。
その後、どのような画像を生成するかを記述することになるので、ここではstorySummaryに関する画像を生成してもらいます。
@ を利用することでどこの要素を選択する事が出来ます。
実際に使ってみる
裏側がClaudeを使っているようで、日本語も作成可能です。
「私は雨の中、傘を忘れてしまいました。」というストーリーを作ってもらいます。
すると次のような文章を作ってくれます。
Introduction: 今日は雨が降ると聞いていたのに、傘を持って来るのを忘れてしまった。
Development: 会社に着くと、窓の外はどしゃ降りの大雨だった。雨宿りをしようと思ったが、雨は小降りになる気配がない。帰宅時間まで我慢するしかないと思った。
Twist: その時、同僚の花子さんが傘を持ってきて、「一緒に帰ろう」と声をかけてくれた。
Conclusion: 花子さんの優しさに感謝しながら、二人で雨の中を傘をさして帰宅した。雨の日には傘を忘れないよう、今後気をつけようと思った。
その後、そのストーリーを受けて、花子さんと一緒に返っているなんだかラブストーリー風の画像を作成してくれました。すごいですね。
アプリを公開する
このアプリケーションは簡単に公開することが可能です。
「Make public and Share」というボタンがあるので押下します。
すると簡単に公開が行なえます。あまりにも簡単に行えるので、
変なものを公開しないように注意したほうが良いかもしれません。
実際に公開しているアプリはこちらです。
そのうち削除すると思います。
更にプロンプトをアップデートすると、上質なアプリケーションがサクッと作れそうです。
自分でアプリケーションを作成するに当たって、イメージをふくらませるのにPlayGroundとして
一度触ってみるのはいかがでしょうか。